Spring Boot 4 アプリケーションひな型作成手順
(Spring Tools for Eclipse 5.0.1 / Windows 11)

本手順書は、Spring Tools for Eclipse(以下 STS 5)を使用して、 Spring Boot 4 アプリケーションのひな型を作成する手順をまとめたものです。

過去に VSCode や STS(旧バージョン)で Spring Boot を利用した経験がある方を対象としており、 基本的な Java / Spring の概念説明は省略しています。


1. 参考情報

補足:
STS 5 は Spring Boot 4 を正式にサポートしており、 STS 4 以前とは UI や初期設定項目が一部異なります。

2. Spring Tools for Eclipse の準備

2.1 ダウンロードと配置

  1. Spring Tools for Eclipse 5.0.1 - Windows x86_64 をダウンロードします。
  2. ZIP を展開し、展開後のディレクトリを以下に移動します。
    C:\Wintools\sts-5.0.1.RELEASE

2.2 ワークスペース用ディレクトリ作成

あらかじめ、プロジェクト格納用の空ディレクトリを作成します。

C:\usr\java\sts5-projects
注意:
ワークスペースとアプリケーション配置先を分けておくと、 後からプロジェクトを整理しやすくなります。

3. STS の起動と Workspace 設定

  1. SpringToolsForEclipse.exe を起動します。
  2. Workspace 選択画面で、以下を指定します。
    C:\usr\java\sts5-projects
  3. 「Launch」をクリックします。

4. Spring Boot プロジェクトの新規作成

  1. メニューから以下を選択します。
    File → New → Create a new Spring Starter Project
  2. Spring Initializr に似た設定画面が表示されます。
注意:
通常の「Java Project」や「Gradle Project」を選ばないよう注意してください。 必ず Spring Starter Project を選択します。

5. プロジェクト基本情報の入力

以下の内容を入力し、その他はデフォルトのまま「Next」をクリックします。

項目 設定値
Name sb4app01
Type Gradle - Groovy
Packaging Jar
Java Version 17
Language Java
Group local
Artifact sb4app01
Package local
注意:
Type は「Gradle - Groovy」を選択します。 Maven を選ぶと build.gradle が作成されません。

6. Dependencies の選択

以下の 8 つの Dependencies を選択し、「Finish」をクリックします。

補足:
STS では Dependencies がカテゴリ別に表示されます。 選択漏れがないかカテゴリを跨いで確認してください。

7. プロジェクト生成の確認


8. application.properties の編集

以下のファイルを開きます。

src/main/resources/application.properties

内容を以下のように編集します。

spring.application.name=sb4app01
server.servlet.context-path=/sb4app01
server.port=8090
注意:
context-path と port を変更しているため、 後続のアクセス URL もデフォルトとは異なります。

9. コントローラクラスの作成

9.1 クラス作成

9.2 ソースコード

@RestController
public class HelloController {

    @RequestMapping("/")
    String home() {
        return "Hello World of sb4app01 !!";
    }
}
注意:
クラスに @RestController を付け忘れると、 文字列がそのまま表示されません。

10. アプリケーションの起動

  1. Package Explorer で sb4app01 を選択します。
  2. メニューバーから以下を選択します。
    Run → Spring Boot App

11. 動作確認

ブラウザで以下の URL にアクセスします。

http://localhost:8090/sb4app01/

「Hello World of sb4app01 !!」と表示されれば成功です。


以上で、Spring Tools for Eclipse 5.0.1 を使った Spring Boot 4 アプリケーションのひな型作成は完了です。